2013-01-13 藤色の娘 心の美しい娘ほど すぐに汚れに染まってしまい 小さな汚れに傷ついてしまう だから君はこの街で うつむきがちに生きてきたのかでも君は知らないだろう 朝早くにこの街が 美しい藤色に刷られていることを そして大都会の匂いに混じり ひっそりと 藤の香りが漂っていることを優しい朝をあげよう 藤の花たちが匂い立つ場所へ 連れて行ってあげよう すっかり藤色に染まった君を 密かに愛したいから<亀戸天神>