2013-01-13 むさしの 落ち葉をかき集める人は 思い出を焚き 焚き火に手をかざす人は 思い出を温める 今もそんな風景が似合う場所人と人との関わりが 煙となって秋空に向かうと 水鳥たちが冬支度をはじめる 水の豊かな公園では 孤独が音を立て始める武蔵野を時雨が駆け抜けた翌朝は 秋が素朴な気配に満ちる 公園端を登校する子供たちには 池に落ちる木の実の音は きっと届かないだろうけれど